●新人アーティスト発掘部門の仕事内容
まだCDデビューしていない人材やバンドを発掘し、
デビューに至るまでのあらゆるサポートを行っていく事が、
新人アーティスト発掘の仕事です。
発掘の方法は、日本全国から候補人材を募集するオーディションの開催や、
専門学校やライブハウスからの紹介、会社に送られてくるデモテープの視聴、スカウトなどがあります。
そして、発掘した人材を、CDデビュー決定の権限を持った人、
つまりレコード会社の社長や制作部長たちに対してプレゼンテーションを行う為に、
必要なレッスンを一定期間受けさせてスキル管理を行ったり、
ライブ経験を積んでもらうなど、育成プランを考え実践していきます。
これは、非常に夢の大きい部門の仕事内容です。
レコード会社によって、
新人アーティスト発掘の業務が独立してひとつの部署になっている場合もあれば、
音楽制作部署の中に新人アーティスト発掘担当者が在籍している場合もあります。
すでにデビューしているアーティストを担当しながら、
発掘業務も兼任している場合もあり、
その役割は、レコード会社によって様々です。
新人アーティスト発掘の求人情報
大手レコード会社の場合、
求人サイトなどで募集をすることは殆どありません。
主に、人材エージェントに依頼して、公表されない形で求人募集をかけます。
新人アーティスト発掘の仕事は、
音楽制作やアーティストマネージャーなど
業界での現場経験を積んだ方が担当する事が一般的ですが、
まったく未経験者が担当することも多くあります。
なので、
こまめに人材エージェント会社に問い合わせしてみることも肝心です。
※音楽業界に強い、人材エージェント会社については下記の記事を参照してください。

求められる経験やスキル
アーティストの才能や可能性を見極める力と、
これまで担当してきたアーティストの実績などが求められます。
新人アーティスト発掘の担当者でも、
最終的なCDデビューの権限は持っていないことが一般的です。
最終的にデビューを判断するのは、レコード会社の社長や音楽制作部の部長です。
彼らにプレゼンテーションを行う上では、発掘した人材の魅力を十分に引き出し、
売れるアーティストになるという根拠を示す事が必要となってくるのです。