音楽系レコード会社の新卒入社の倍率は、数百倍以上と言われています。
求人数の割に、応募者が殺到するからです。
また、企業の知名度のわりに規模が小さい業界ということもレコード会社の特徴で、
1社あたりの平均社員数は、大手企業でも百~数百名しかいません。
最大手企業の avexでも2000人弱ですからね。
そんな背景もあり、レコード会社は、入社に関してはとにかく『狭き門』と言われています。
しかしその反面、芸能分野や音楽分野など、エンタテイメント分野に関わる事ができる華やかな業界ですので、「絶対に入社したい」という強い気持ちを持っている方が多くいるのは事実です。
音楽ビジネスを習得していく専門学校、スクールの存在と就職について
そんな音楽業界を志す方たちのために、
音楽ビジネスについての専門知識や体系的な実践を学ぶために特化した専門学校があります。
そして、その専門学校で得た知識や経験を生かし、
実際にレコード会社の社員となっている方たちもたくさんいるのです。
その代表例が、「エイベックス・アーティスト・アカデミー」です。
このエイベックス・アーティスト・アカデミーでは、avex グループへの入社を前提として、
広くエンターテイメント業界への人材を育成する
「エンターテインメントビジネスコース」が設置されています。
こちらで特筆すべきは、avex や他の芸能事務所の社員など、いまだ現役中のスタッフが直接、教鞭を取ることです。
つまり、現場のダイナミックな声を直接聞くことができるのはとても迫力がありますし、刺激的であることは間違いありません。
また時折、有名音楽プロデューサーなどを講師として招き、セミナー形式でも講義が行われることもあります。
なお、エイベックス・アーティストアカデミーの「ビジネスコース」というのは、PAや映像といった、エンジニアとしての技術が習得できる専門学校とはまた違ったカリキュラムが提供されています。
基本的には、さまざまな音楽ビジネスの仕組みやケーススタディを学ぶ座学が中心となります。
ただ、スゴイのは、研修としてavex 所属アーティストの実際の撮影現場やレコーディング現場の見学を行ったり、専門学校内にある他のコース(ボーカル、ダンス、クリエイターなど)の生徒と一緒にライブやダンスイベントを企画したりする実習をしたりして、本格的な実践の場が用意されていることです。
これこそが、avex 直結のスクールの最たる強みでしょう。
どうあがいたって、このレベルの内容は他のスクールでは真似しようがありません。
このように講義や研修で知識を身につけたり、
実習を行ったりすることで、少しずつ音楽業界に触れながら、
音楽業界への就職活動の支援を行っていくのが
エイベックス・アーティスト・アカデミーの『エンタテイメントビジネスコース』における一般的なカリキュラムです。
なお、他のビジネス系の専門学校によっては、
履歴書の書き方、面接の練習など、就職活動そのものを支援してくれる学校もあります。
音楽系専門学校に限らなくとも、音楽業界への道筋を作っていくことはできますので、その点は諦めなくても良いかと思います。
また、そのような専門学校から音楽業界を志望する方々にとって力強い味方となってくれる、就職相談窓口やエージェントがあるので、活用してみると良いでしょう。
下記が特におススメです。
● 『ハタラクティブ』⇒ https://hataractive.jp/
[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”menmen11.jpg” name=””] 『ハタラクティブ』は、専門卒の人に対して的確な就職アドバイスをしてくれることで有名。一度は面談に行って就職対策の相談することを強くおススメしますよ [/speech_bubble]
音楽ビジネスの専門学校に通っているのはどんな人たち?
繰り返しますが、音楽ビジネスを学ぶ専門学校には、
高校卒業後に就職先を探すため通う専門学校と、
現役社会人が音楽業界に転職をするために通う専門学校があります。
高校を卒業した10代の方と、
就職活動中の大学生、転職を目指す社会人が、
同じカリキュラムを学ぶ専門学校もあるようです。
実際に専門学校に通っているのは、、
高校を卒業した10代の方か、
就職活動中か就職活動前の大学3、4年生が、大半を占めます。
また、社会人の方が受講可能な専門学校でも、
年齢制限がある場合もありますので、学校の情報をよく調べる必要があります。
受講生の方たちの志望職種も、
音楽制作、ファンクラブ運営、ライブビジネス、マネージャーなど、
人によって様々です。
エイベックス・アーティストアカデミーに通うメリットは?
では、このような専門学校に通うメリットはどんな点でしょうか。
専門学校に通えば、当然お金がかかります。
このような専門学校は、1年単位、半年単位といった感じで期間が定められてるところが多く、入学金と授業料などで、最低でも数十万円が必要です。
また、レコード会社で働く上で有利な資格などは特にないので、
専門学校に通ったからといって何かが保証されるという訳でもありません。
特に、転職を考えている方とっては、
現在勤務している職場での仕事に加えて、
時間、労力、お金がさらにかかり負担が大きくなってしまいます。
しかし、それ以上に専門学校に通うことで得られるメリットは、
レコード会社で働く社員と、直接的な接点を持てる機会があることです。
現役のレコード会社の社員から、
直接、音楽業界の仕組みを教わったり、
具体的なアーティストの成功事例や裏話を聞くことができることは、
専門学校ならではのメリットです。
モチベーション高く音楽業界について学ぶことができるため、
大手レコード会社の社員を講師として招くことができる専門学校は、
とても人気があるようです。
また、講義や研修の現場での出会いをきっかけに、
アルバイトやお手伝いを依頼されたりといった事もあるようです。
このような専門学校に通うことでしか得られない求人情報を得られるのも、
大きなメリットです。
一般的に、専門学校や音楽スクールは、
体験入学を定期的に行っているので、
気になる方は、ぜひ参加してみるとよいでしょう。
また、ホームページやパンフレットなどに、
受講生の実績として、具体的な就職先の企業名が記載していることもありますので、
こちらをチェックすると、スクールを選ぶ上での重要な情報となりますよ。